どうも、ミネミズです。
2本目です。直近に見た作品ではありませんが、頑張って思い出して(笑)、
書いていきます!
【作品情報】
原題:너를 기억해
邦題:君を憶えてる
英題:Hello Monster
2015年 全16話(1話約60分)
配信プラットフォーム:Amazon Prime、U-NEXT、Huluなど
あらすじや登場人物はこちら↓
KBS WORLD 『君を憶えてる』
https://www.kbsworld.ne.jp/program/detail?prSn=970
【個人的な☆】
☆4/5
【グロさについて】
グロさはそこまででもなかったです。サスペンスなので、刺すシーンや血は出てきますが、特段グロいという印象はありませんでした。
【感想など思ったこと】※ネタバレあり
全体的には良かったけど、最後がすっきりしない部分もあるなぁという印象でした。
怪物に違いないと犯罪心理学者の父に言われて育った天才プロファイラーのイ・ヒョン(演:ソ・イングク)とその弟で弁護士のチョン・ソノ(演:パク・ボゴム)、この2人がまだ幼い頃に接触してきたイ・ジュニョン(演:チェ・ウォニョン)、イ・ジュニョンに父を殺された過去を持つチャ・ジアン(演:チャン・ナラ)の4人がメインの登場人物です。
※ヒョンとソノが兄弟で、ソノの本名がミンということはストーリーの途中で発覚します。
(ジアン役のチャン・ナラ、目もパッチリしていてお顔が華やかな感じの女優さんなので、警察役に合っていたかと言われたら「うーん」という気がしなくもないかも...?演技面は良かったです!)
様々な事件の捜査を通してヒョン&ミンの過去、ジアンの過去、イ・ジュニョンとがだんだん繋がっていくストーリーで、続きが気になる...!と思いながら、最後まで中だるみせずに見ることができました。モヤモヤは残りましたが、ミンが送っていたカードの意味など重要そうな謎は軒並み解明されたっぽいのでそこは良かったかなと思います。
扱っているテーマが軽いものではない・連続殺人など暗い部分もある割には雰囲気が重くなく、コミカルさを感じられたり、恋愛要素はあるけどそれが強すぎない絶妙なバランスの脚本だった点も良かったです。少し前の作品&ポスターがすごいピンクでしたが、食わず嫌いせずに見て良かったなと思いました笑
それと、ソ・イングクとパク・ボゴムの兄弟役ね、すごい良かったです!!ミンが昔離れ離れになってしまった弟だと分かってからの2人の様子がなんだか微笑ましくて。一緒に写真撮っているシーンやパク・ボゴムが弟をしている姿は可愛かったです...!(ただ、同時に本来長く続いているはずの2人の日常を見ている感じもして、少し切なさみたいなのも感じました...😢)だからこそ、終盤の展開は辛かった...!
あと、パク・ボゴムの役、難しかっただろうなって思いました。こちらもサイコパス系統の人物の例に漏れず殺人を犯してしまっているのですが、生まれつきなのか、それが悪いことだと分からなそうな様子だったり、兄に対して複雑な感情を抱いている表情だったりの演技がすごく良かったです。その殺人も、(後述のイ・ジュニョンもですが、)サイコパスによくある快楽殺人ではなく、本人の中ではしっかりした理由のある殺人なのがまたなんとも言えない...「ずっと捨てられたと思っていて、自分のことを見つけてほしかった・思い出してほしかった、そして(殺人を)止めてほしかった」というミンの心情を想像すると、少し悲しくなりますね...(だからって決して殺して良いわけではありませんが)
で、ここからは今回の犯人枠について!
いやぁ、イ・ジュニョン、いや今はジュノか?(両方ですね)、なかなか良いキャラ(人物像)でした...!
特に若い頃を演じたド・ギョンス、すんごいハマり役というか、考え方というか思考回路?が普通の人とはだいぶ違う、サイコパス気質の人間を演じるのがすごい上手いなぁと思いました。幼少期のヒョンと牢獄?で会話している場面は、同じ人間のはずなのに、話している内容や雰囲気もどこか達観している様子で、「右の脈がない特異体質」という設定も相まって、特に得体のしれなさが感じられました。出生・幼少期が悲惨というか、環境が悪かったのもそうですが、あの感じは生まれつきの純度の高いサイコパスなのかなぁと勝手に考えたりしました。
また、使用人?の女性との会話でも「あなたが配慮すると必ず裏目に出る」と言われていましたし、大人になってから、虐待している親を見つけては殺害してたのも、本人は善意というか「その方がいい」「(虐待されている子供たちと昔の虐待されたいた自分を)助けてる」みたいな考えでやってて、殺人という行為に全然罪悪感を抱いていないところからも、普通の人との「考え方や価値観の致命的なズレ」みたいなのが感じられましたね。なんとなくですが、自己中心的で偏った考え方しかできないんだろうなぁ...ということを考えました。(←これはさすがに考えや行動が極端過ぎますが、現実でもこういう「良かれと思って...」みたいな場面はあると思うので、多角的な視点や「相手の立場に立つ」ということがいかに大事かが改めて分かりますね)
ただ、やっていることが酷いのはその通りですが、本人が完全に吹っ切れているのではなく「なぜダメなのかが分からない」という気持ちは抱えていそうなのが少し何とも言えない気持ちにさせられるんですよね。そういうところから孤独感や自分を理解してほしいという思いを抱いていて、ヒョン&ミン兄弟を同じ人種だと感じて、2人執着していたように見えたのかな...と思ったり。(←見直したら最後の方に「幼い頃のヒョンに初めて自分を理解されて嬉しかった」みたいなことを話していました)
※16話のチーム長とイ・ジュニョンの会話で、
「『人間なんだから言葉が通じるはずだ。だから話をしてみよう』そう思いました。でも考えが甘かった」
「俺を怪物としてしか見ていないんですね」
「鏡を見てみればいい」
というやり取りがありましたが、個人的には『ボイス』S1の真犯人と比べると、殺人の動機やターゲットなどからまだ人間味を感じてしまいました。イ・ジュニョンも十分ヤバいやつなんですけどね…(小声)
【個人的に気になった点】
◎ラストでイ・ジュニョン(ジュノ)が普通に生き延びている点
ここが一番モヤモヤするポイントですね。私は犯人側の因果応報がちゃんと描かれている脚本が好きなので(投稿主は「仮に事情があっても&フィクションでも悪いことは悪いことなのでちゃんと報いは受けてほしい」派)、推定子供のころの一家13人+大人になってからの殺人で20人超えるくらいかそれ以上は殺していると思うんですよ。ってなると最後はせめて退場するくらいであってほしかったと個人的に感じてしまいました。ああいうことをできる人間が普通に街中歩いてるのけっこう怖いですし...。(その点、『ボイス』S1の真犯人の最期は惨いけどちゃんとフルボッコだったので彼にはふさわしかったと思っています)
◎ミンは今後どのように生きていくのか
これは新しい戸籍がベッドに残されていたからミンとして生きるって意味なのかなぁと思ったり。でもとにかく、ミン!生きてて良かった!(&前髪あり可愛かった!)
◎父親に潜在的殺人鬼の可能性を指摘されたヒョンはなぜ殺人鬼にならなかったのか
これに関しては、素質があったとしても「なる理由・要因がなかった」からかなとは思います。弟であるミンは「幼少期に衝撃的な出来事を目にした(記憶喪失になったヒョンと違ってそれを覚えていた?)」「イ・ジュニョンにさらわれた」ということがあったため、その違いは大きいかなと感じました。ただ、2つ目の「イ・ジュニョンにさらわれた」に関しては、その間に何があったのかについて、もう少し見たかったような気持ちもありますね。(マインドコントロールとかでしたっけ...?記憶が...笑)
【まとめ】
ストーリーや人物像は全体的に良かったのですが、やっぱりラストのイ・ジュニョンがすっきりしなかったのと、恋愛要素ありということで☆4になりました(恋愛が絡まないサスペンスの方が好きなので...)。でもストーリーや雰囲気にサスペンスらしさはちゃんと感じられて、サイコパス関連の描写もしっかりされていたので見ごたえはあったし、私的には割と満足度も高い作品です!
※細かい点に記憶違いがあるかもしれません
今回から犯人の視点や心理描写がしっかり描かれていて考察しやすい作品の感想を書いていますが、『君を憶えてる』のような作品はやりやすくてその意味でも良いですね...!
今回はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました!